狭い門 The Narrow Gate 2005 4 6

 私が、景気に対して強気になれないのは、こういうことです。
その最大の原因は、少子化です。
少子化は、市場規模の縮小を招くのです。
 だからこそ、企業は、縮小する国内市場をあきらめて、
中国市場やインド市場を目指すのかもしれません。
 しかし、中国やインドの経済成長が、持続可能なものか。
そういう疑問があるのです。
 人口が多いということは、チャンスでもありますが、同時にピンチでもあります。
中国やインドの人たちが、欧米人並みの生活を望む時、ピンチがやってくるでしょう。
そのピンチは、そう遠くないでしょう。
 そういうわけで、日本は、政府も企業も、少子化対策に真剣に取り組み、
国内市場を発展させていくべきです。
 聖書には、こういう教えがあります。
「狭い門から入りなさい。
滅びに通じる門は広く、その道も広々として、そこから入る者が多い。
 しかし、命に通じる門は、なんと狭く、その道も細いことか。
それを見いだす者は少ない。」

持続可能か 2005 4 3
 はたして、石油で成り立つ現代文明は、持続可能か。
今の状態では、持続不可能と言わざるを得ないでしょう。
 下記の文章を読めば、持続不可能と推定できるでしょう。
しかも、この文章は、人口10億人のインドを考慮していません。
 「人口13億人の中国」と「人口10億人のインド」が、
欧米人のような生活を望む時、現代文明は持続不可能となるでしょう。
 だからといって、自分たちだけ贅沢をしておいて、
中国やインドに、質素な生活をしなさいとは言えないでしょう。
つまり、石油で成り立つ現代文明は、持続不可能と言えるのです。

原油 crude oil 2004 2 12
 今日(2004年2月12日)の日本経済新聞には、このような記事があります。
「昨年の原油需要 中国、日本を抜く」
「専門家によると、
『現在、中国の一人あたりの石油消費量は、日本の1割程度。
それが、世界平均である中南米並みになれば、
中国全体の消費量は、全欧州を上回る』と試算。
『一人あたり消費量が、現在の韓国の4割程度になった段階で、
全体の消費量が、アメリカを上回る』と分析する。」

































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